今日のみなみちゃんとか音楽ガッタスとか

確か3月の半ばくらいにやってた一人仕事の合間に携帯でちょこっとずつ書き綴っていたは良いけどそのまま放置して忘れちゃってた雑感があったので消去するのもなんだから今更ながらアップみたいな。
ただ所々で話の流れというか辻褄が合わない箇所があるんですがその辺は3月に書いたものだから…と言い訳しておきます。


そんなわけで以下長文につき畳。






先日フラッと買ってサクッと聴き始めた音楽ガッタスの1stアルバム『1st GOODSAL』なんですが…






かなり良いですねぇ。
つうか凄〜く(・∀・)イイ!
アルバム単位で見るなら今年のベスト3に余裕で入る出来かなと。
いや、今年はまだハロー絡みだとBuono!1stと℃-ute3rdとこのアルバムしか聴いていないので当たり前なんだけどさ(笑)


それはともかく、正直言って最近の私的みなみちゃんブームに因るちょっと聴いてみようか衝動というか何となくの軽〜い気持ちで買ってみたアルバムではあったんだけど、今や「聴いて損なし。いや、寧ろこれは聴かなきゃ損だべ!」なんていう認識をしてる次第。
もちろん僕の場合は前以っての期待値なんかは殆どゼロに近かったってのが余計にそうさせているのかなとも思ってはいるけど既聴の方々の評価も概ね高めなようだし(僕の知った限りでの話ですけど)、まぁそういう事なんでしょう。
音楽ガッタスの音楽もかなり良いもの楽しいものだぞ、と。
そしてそういう所を知ったというか気付いたというか自分の中で思い始めると音楽ガッタスというグループ自体にも俄然興味が涌いてくるのが自然な流れなわけで今はそんな状態。



ただ、少なからずの関心を持ってしまっただけに既報の真野ちゃんが音ガタ活動を離れてソロ転向っていうのは今頃だけど惜しいなぁなんて風に勝手ながら思ったし、ところで音楽ガッタスの活動って今後も続くんだよね?っていう素朴な疑問というか不安を持ったってのも隠さずに吐いておきます。



まぁそういう話も取り敢えず置いておくとして、とにかくまだこのアルバムを未聴の方は一度くらい聴いておいた方が良いかもよ?
ってな感じで控え目に、だけど珍しく誰かに勧めたい気分にさせられた1枚なのもまた確かでした。



以下、いい加減に一言二言全曲雑感。



1.抱きしめて・・・涙


試合の入り方ってのはとても重要でスタート直後から前かがりになってしまうと後々ツケが回ってきて苦しくなるのが常であるし、かと言って最初からあまりにも抑えて様子見をしすぎると平凡かそれ以下のパフォーマンスに終始してしまい自分達のリズムを掴めないまま何のインパクトも残せずゲームオーバーっていう自滅的な展開に陥りやすくなります。


そういったところの意味(どういう意味なんだかw)をよく知ってるだろうキャプテンよっすぃ〜梨華ちゃんがリードするこの楽曲はアルバムのオープニングとして相応しいと思うし、これから1枚のアルバムを聴く上でかなりの期待感ワクワク感を持たざるを得ない仕上がりになっているんじゃないかなと思います。出足は上々みたいな。


音楽的に見てファンキーなのかどうかは素養が皆無の僕には分かりませんけどクールな一曲ではありますね。まぁ言い方悪いけど若干の胡散臭さなんかも感じられなくもないんですが、その辺も含めてカッケー曲という意味で。


ちなみにこの曲最大の聴き所は間奏明けのみなみちゃんソロパート「じゃっ、ふぉれば(正確にはJust forever)」なんですが(←異論は絶対に認めませんw)、英語詞だけに普段以上に緊張しながら歌ったんだろうなぁなんて想像をしながら聴くとニヤニヤが止まらなくなるのでエンリピは程々に!
ま、こんな気持ちの悪い聴き方をするのは僕だけなんでしょうけど(笑)



2.お先にすんずれい


そろそろ身体もあったまってきただろうからテンポ上げて積極的に仕掛けようか?


そんな感じの意図があるのかどうかは知らないけど、2曲目は明るくノリの良いアップテンポなナンバー。
曲のタイトルだけ見るとちょっとアレだし歌詞も無邪気に先走っちゃう感があって、どうなの?と一時は思いつつも結局これって体育会系のノリそのものだよなぁと考え始めると、なるほど面白いねぇなんて思ったりもしてスルーするわけにはいかず…。
つうか案外好きだったりして、こういったお祭り的で賑やかな曲も。


ジャジャガ ジャガジャガ。



3.鳴り始めた恋のBELL


この曲聴くと1曲目の『抱きしめて・・・涙』でも何となく伺えた一つのグループなりチームなりを形成するには欠かせない根っこの部分にある依り所というか繋がりの元みたいな同じベクトルを向いてる共通の意識が示されているように感じられるんですよね。
もっと分かりやすく言うと、グループの纏まりとか一体した結束力とか。
そういう目には見えない部分が表現されてるように思うわけで、ガッタス音楽ガッタスも含めて)って良いチームなんだなぁと感じました。


シングルリリースされた昨年からそれなりに聴いてはいたし当時から好きだなぁ良い曲だなぁという認識はあるにはあったけど今アルバムの中の一曲として聴くとそうした新しい見方も出来て更に良く思わされた曲です。



4.青春のカスタード(吉澤ひとみ里田まい


よっすぃ〜&まいちんによる力強いジャジーな一曲。
女の子ではなく色気漂う大人な女性が歌ってる、これまたカッケー曲です。
ここ最近は主に女の子が歌う曲を嗜好するようになってしまってる僕にとってはこういう曲は(どちらかと言えばワンダよりエルダー寄りという意味で)かなり新鮮でもありました。
それでも何の戸惑いもなくすんなり聴けてしまえるのは単純に楽曲の良さなのか、それとも2人の織り成す色は違うが息の合ったボーカルなのか、はたまた少々欝陶しく思うも恐らく無ければ無いで物足りなさを感じてしまうだろうつんくPのかなり張り切ったコーラスのお陰でしょうか(笑)



5.心の谷間(能登有沙真野恵里菜


アルバムの中盤5曲目は前曲から一転して、ゆったりとした甘〜い乙女なバラード。
のっち&真野ちゃんがファンタジー溢れる歌声で女の子のピュアで真っ直ぐな気持ちをこれでもかってくらいに可愛く歌い上げてます。
つうか聴き始めの頃はどっちがどっちの歌声なんだかいまいち判別出来なかったんだけど、より甘くて高い歌声がのっちのそれという事でOK…だよね?(汗)


それにしても、この曲はなかなかの破壊力。
基本的にこういったゆったりした曲が私的嗜好に近いのでストライクな曲ではあるんですけど、初めて聴いた時はあまりのショックに(色んな意味で)危うく卒倒するところでした(笑)



6.やったろうぜ!


ハーフタイムを挟んだ後半の入り方ってのもかなり重要で油断するとあっさり失点してしまう恐い時間帯でもあります。
だけど逆に得点の奪いやすい時間帯でもあるわけで、ここは気を引き締めつつも開始と同時にガーッと攻勢をかけてみるのも面白いかも…。


という隠れた意味合いがあるのか無いのかはやっぱり知りませんが、タイトル通りにアグレッシブな勢いやダイナミズムなんかが感じられる音楽ガッタス2枚目のシングル曲。
正直な事を言ってしまうとこの曲をシングルリリース当時にどっかで聴いた時は断然ナシだなと思ったんですよね。
そうした印象は最近まで全く変わっていなかったんだけど、これも『恋BELL』同様アルバムの中の一曲として聴いてるうちに何時の間にかアリという認識に変わっていたってのが実のところ。
今は何の問題も感じずに「やったろうぜ×3〜 なんかいいね×3〜」な状態です。



7.地球と月 彼と私(石川梨華紺野あさ美仙石みなみ澤田由梨


“彼と私”との間にある今現在の距離を“地球と月”の均衡する関係性に準えながら、もっと埋めたいという女の子の素直な気持ちが綴られたファンタジックな歌詞とスペクタクルをも感じるメロディが秀逸な一曲。
展開力があるのでイメージが膨らみやすい曲だと思います。テンポも良いですし。
そんな曲を石紺仙澤の4人が時には全員(多分…)で時には石仙だったり紺澤だったり仙澤だったりで見事なハーモニーを奏で、時には各々のソロで女の子の抑えられない気持ちを程よい切迫感を醸し出しながら切々と歌い上げていて、何度聴いても気持ち良いなぁと。


ていうか初聴で直ぐに気に入ってしまいましたよ、理屈云々は抜きで。
イントロで一気にガーッと引き込まれて初っ端の梨華ちゃんソロで直ぐに確信、これ好きだわ!みたいな。


現時点での私的1推しアルバム曲です。
もしかしたら今年発売の全ハロー曲で見ても1番かも…。



8.カラゲンキ(吉澤ひとみ石川梨華里田まい紺野あさ美


ラテンのリズムで小気味良いステップを踏んで踊っているイメージが容易く浮かんでくるような一曲。
タイプ的には娘。の『色じれ』みたいな曲調と言えば分かり易いでしょうか。
吉石里紺で歌ってる曲ですけど4人でユニゾンなり何なりで歌ってるっていう箇所は殆ど無くって主に各自のソロパートだけで一曲が形成されてる分、却ってリズミカルにショートパスがポンポンと繋がっていくような感覚が持てて聴いていてとても心地良いんですよね。
それぞれのボーカルも切な気でシリアスな歌詞がしっかり表現されていて巧いなぁと思わされましたし。
中でも紺ちゃんのボーカルにはアルバム1枚を通しても言える事なんだけど特にこの曲でのそれを聴くと「こんなに歌える人だったっけ?」と唸らされたくらいですよ。



9.恋占い通りにはいかないわ(是永美紀、能登有沙真野恵里菜仙石みなみ澤田由梨武藤水華


比較的ゆったりした曲ではあるけれど、かなりハードで重苦しい空気を持ったドラマチックなロックナンバー。
もう一歩の踏み込みに躊躇して立ち止まってしまう自分をもどかしく感じ、これではダメだと自分自身を諭して…という自問自答する女の子の揺れる想いが綴られている歌詞にピッタリな曲だなと。
もちろん詞と曲でどちらが先に作られたのかなんて分からないのでアレですけど(苦笑)


そんな楽曲に少々ぎこちないながらも初々しく一生懸命に歌うエッグ6人(リリース当時)だけのボーカルってのは物凄く嵌まっていると思うし感動的ですらあるのです。
一人一人にあるソロパートにはかなり危うさを感じたりもするけれど、そんな所もこの曲では確実にプラスに作用してるとも思うし。


おそらく作詞のPも作曲のはたけさんも編曲の田中直さんも、その他製作に関わった全スタッフがこの曲の仕上がり具合には会心の思いを持っているだろうなと断言してしまえるくらいの超良曲です。



ていうかこの曲でベリの『告噴』みたいなドラマ仕立ての魅力的なPVを作ってくれたら嬉しいんだけどなぁ、なんて無茶な願望を密かに持ってみたりして。
思いっ切り叙情的に且つ映像美にもこだわったストーリー性のあるPV。
割と簡単にイメージは浮かぶんだけどなぁ…主演はみなみちゃんでさ(笑)
いや、みなみちゃんは主演よりも助演的なポジションの方がより輝くかもね。何となくそういうポジションから主役を食ってしまうようなタイプの娘なんじゃないかと最近思い始めてきましたし…。




という妄想窮まりない話をし始めると果てしなくなるので止めといた方が良いですかね(苦笑)



10.キスしよう(石川梨華紺野あさ美


アルバムラストはしっとりというよりはサバサバ感が漂うさっぱりしたバラード。
4曲目や8曲目とはまた一味違った大人な女性の歌で、満ちた現状と更なる求めがリアルに描写された歌詞をヘビーなロック調ナンバーに乗せて石紺の2人が情感たっぷりにカッコ良く歌っています。かなり男っぽい歌い方をしてますよね。
前述した紺ちゃんってこんなに〜っていうのがこの曲でも強く感じさせられたくらい紺ちゃんのボーカルは素晴らしいんですけど、それ以上にスゲーと思わされたのが梨華ちゃんのボーカルで。
もう感嘆の一言です。痺れました。




XX.総評
全曲聴き応えのある1枚だと思います。
冒頭でも言いましたけど音楽ガッタスの音楽もかなり良いもの楽しいものだ、という新たな発見もありましたしホントに買って聴いて良かったなと。
ハローのソロ・ユニット・グループ等の1stアルバムには名盤と位置付けられるものが多いですけど個人的にはその中に入れて良いくらいの出来じゃないかなって、そう思ってもいます。



そんなわけで3rdシングルのリリースを今から心待ちにしています。
ま、順序としてはこちらが先になりそうですけどね。